2012年9月28日金曜日

カツカレーは3500円でございます

3500円のカツカレー美味しそうです。食べてみたいです。

「安倍さんが現担ぎで食べたカツカレーが3500円で庶民感覚がない」と山中アナが発言したとのことで、ちちんぷいぷいを放映するMBSが叩かれてますが、その件について、ちょっと思うことがあるので、書いてみまする。
あのコメントに対して、同番組がどういう趣旨の番組か、理解している人(主に大阪中心とした関西人)と理解していない人とで評価にかなりの温度差がるように感じられました。
観たことある人はだいたいわかってもらえると思うんですが、あの番組、ちょう緩いんですね。あと、ちょう地元密着型(主に大阪に)。中川家の「大阪おばちゃんあるある」を集めたような番組と思ってもらえればいいと思います(個人の感想です(ry)。
関西ローカルですし、どういう人が観てるかを強く意識した番組です。中継とかでもすぐに値段を聞く(大阪あるある)。

でまぁ、ちちんぷいぷい的には「庶民感覚がない」って批判したわけじゃないんだよって私は思うわけですが、そこはあえてスルーさせて頂きます。だいたいこれにまとめられてますし。

じゃあ、何が言いたいかと言いますと、だんだん、同番組に対する批判が「地域文化の否定」に見えてきたんですね。
ここからかなり主観が入ります。
上記のようにちょう緩いちちんぷいぷい制作サイドと(「近畿の」)視聴者との間では一種の合意形成がなされているわけです(10年以上放映されてるわけですから)。
また、たとえそれが国政政治の話でもニッチな話題を求めていくというのがこれまでずっと維持されてきた同番組のスタンスなわけです。
(土曜日に「せやねん」という番組があるんですが、これも同じようなスタンスで、この番組かどっちかで「選挙活動で使う意外なアレのお値段」とかやってました。)

まぁ、グダグダ書いても仕方ないのでまとめますと、同番組を観つけてる視聴者はどういう番組かよぉく知ってるますし、彼らの知りたいことを教えてくれるんです。というか、観てなくても放映されるエリアの人で時間帯的に視聴可能な人は、よく知ってると思います。知った上で観ない人はたくさんいると思いますが。

さて、本題に近づくわけですが、こうしてみると同番組はいわゆる(大阪を中心とする)関西の文化を体現していると考えられるわけです。というか、可能性のレベルじゃなくておそらくそうでしょう。大阪あるあるな暗黙のルールに乗っかった会話の一種、とも言えましょう。[1]
それを同番組を普段から観てない人に批判されるというのはどうでしょう?立派な文化否定に見えます。特にYouTubeで「そこだけ」観れるという環境で観た上でそういう発言をされると。

彼の発言は「カツカレーの値段を3500円以下と答えた皆さんは庶民ですね」と言っただけで、安倍氏に庶民感覚がないと言ったわけじゃないです。いやだって、国会議員は庶民じゃないですもん。
確かに、動画を観る限り、値段を聞いて、やすえ姉さんたちが絶句するってのはありますけど、そりゃそうですよ。大阪だったらたぶん、ホテルで食べてもそんな値段しませんもん。妹の友人が東京に行った際、「いろはすが300円してた」って聞いて私も絶句しました。東京って物価がすごく高いんですね。やすえ姉さんの「誰が払うんやろ?」が安倍氏に批判的コメント?いやいや、関西人としてはすごく気になります!

とまぁ、ちょっと逸れましたが、そういう文化的基盤の違いを見ないであのコメントをあのように批判されるのは少なくとも私は心外です。そんなに「『儲かりまっか?』『ぼちぼちでんなー』」の文化が嫌いですか?と言いたくもなります。

普段観ない人がYouTubeか何かで観たり、あるいは、観もしないで同番組のスタンスに批判的、否定的なコメントをする心情というのは、関西人の「行けもしない新宿や銀座のおすすめスポットを紹介する全国ネットの番組のコーナー」に対するいらだちとある意味、同根だと思います。[2]

途中で思考がこんがらがってる気がしますが、まあいいでしょう。ただの落書きです。ツッコミとかいらないです。

[1]
関東圏で放映される番組は非常に発言内容にある種の水準が求められるようですね。例えば、言いたいことを言えなくなるのを避けるために(本当に言いたい放題な)「たかじんのそこまで言って委員会」は関東圏進出だけは回避してます。ミヤネ屋は関西ローカルの時は宮根さんがきつめのツッコミ入れまくりの非常に面白い番組だったのに全国に行ったらつまらなくなりました(感想は(ry)。芸能リポーターのある方は関西ローカルの番組でジャニーズ関係の話題について「東京では言えません」と発言してらっしゃいました。
逆に言えば、放送規模が大きければ大きいほど汎用性が当然求められるという事です。

[2]
「ちい散歩などでお馴染みの地井武男さん」への関西人のクエスチョンマークの付きっぷりは次を参照。
http://hochi.yomiuri.co.jp/osaka/column/shinbou/news/20120710-OHO1T00150.htm

2012年9月8日土曜日

ハイパースレッディングの効果の程を「実感」してみる

経緯
Twitterでit(@mrkessi)さんが「ハイパースレッディングってどんだけ効果あるんかね」という趣旨のツイート(https://twitter.com/mrkessi/status/244039908640047104 https://twitter.com/mrkessi/status/244040072863838208)をなさってて、私が「まぁ、理論上、効果ありそうな感じはしますよね」と適当に返したら、「実感は無いです…」との返信(https://twitter.com/mrkessi/status/244084243272171521)を頂いたので、ハイパースレッディング(以下、HT)の効果を「実感」してみることにしました。

検証環境
CPU:Intel Core i3 i3-2120 3.3GHz 3M LGA1155
M/B:ASUS P8H77-M LE
メモリ:Transcend JetRam PC3-12800(DDR3-1600) 8GB KIT(4GB×2)
SSD:Intel SSD 330 Series Maple Crest 60GB MLC
OS:Ubuntu 12.04 LTS

検証方法
Linux-kernel 3.2.0を論理コア数まで並列処理させてビルドし、その時間を計測する

CPUの性能を直に(という表現が適切かどうかはおいといて)測る方法もあるんですが、そうしなかった理由として
  1. CPUの性能をよくわからない数値で出されても「実感」できたとは言えない
  2. 「実感」ってやっぱり、普段使いしてる時に感じるものじゃないのか、というのがあるので、ディスクIOとかメモリとか、PCの総合力を測る上でカーネルビルドは適切じゃないのかというのが持論(根拠なし)
  3. 他の方法を考えるのが面倒だった(最重要←)
検証結果
というわけで、検証方法としてはすごく適当なので、参考程度(それ以下かもしれませんが)で読んでいただければ幸いです。
時間はtimeコマンドで測りました。
では早速、結果を。

HTなし(=BIOSでHTをオフ)
  • real:37m37.800s
  • user:58m16.231s
  • sys:5m4.119s
HTあり(=BIOSでHTをオン)
  • real:31m22.666s
  • user:96m28.106s
  • sys:7m36.621s
「実感」のコマンド実行時間はrealの値だと思うので、今回、対象とすべき時間差としては、6分25秒ほどでしょうか。HTなしの実行時間を100%としたら、HTありの実行時間はおよそ83.4%。
インバースを取るとHTなしに対してHTありが20%の性能増を示しています。
で、IntelさんがHTについてどうおっしゃってるかと言いますと、うーん、公式の資料はざっと探した感じ見つからないんですが、Wikipedia先生曰く、Pen4の頃に「インテルは15%〜30%の性能増の効果があるよ」と言ったとのことです。
今回、「実感」できた性能増が20%ですから、ちゃんと公称下限の15%は超えてるので、Intelは嘘は言ってないことになると思います。
あと、比較的どうでもいいですがHT切った時のほうがsensorsで見た時のCPU温度が低かったです。

一方で、某価格比較サイトでは「性能向上が感じられるのは5割増し以上になってから。それ以下は誤差の範囲」というような言説が見られますが、それと照らし合わせると「誤差」ということになりますが、まぁ、Intel公称の上限も30%なので…あれですね。

(いらんこと書きかけたので検閲の上削除)

そういうのを考えてみると、物理的にHTの有無が分かれるi5とi7とで比べたほうがやや攻撃的な実験になるんですが、手元にそういうのないんで、このへんで。

同日22:45追記
itさんから、温度の件についてコメントを頂いたので、改めて温度だけ測ってみましたが、マザボのなんちゃって温度計では差が出ませんでしたので当該記述を削除させて頂きました。

2012年9月2日日曜日

しろろさんぼっとのソースコードを公開します

Twitterで私が展開しております、「しろろさんぼっと」とその姉妹botである、「あやかってぃぼっと」のソースコードを公開いたします。

こんなの一人で囲っててもしゃあないし。

粗雑でやや面倒ではありますが、botの展開までの手順も付けておきましたので、ご利用いただければと思います。

某Twitter botサービスなどはツイート数などの上限がありますが、このbotにはございません。
最初ちょっと面倒なことするだけで、\525/monthいらずなので、いいかもですと宣伝しておきます。
(ただし、小規模向けです。フォロワー数が大きくなった時にどうなるかは無保証です。)

ご利用は無償ですが、もし何かおごっていただけるとかであればこの上なくうれしいので、私宛までリプライください。待ってます

http://ubuntuone.com/5r9low3wCPlu3zOAJzrZeb