私はデスクトップPCのデータは使いたいけど、他の部屋でノートPCで作業したいという時があります。
そういうときは、電源を押してUbuntuが起動して、ログイン前に無線LANがつながってるほうがいいはずです。
- 「電源ボタン押すなら、有線LANにしてWake on LANで起動できるようにしとけばそんなこと悩まずにすむんじゃねーのか」ってツッコミはなしの方向で。
- すでにLANの口がボロンちょサーバーで埋まってるので仕方ないんです。
- あと、無線のついた古いノートにサーバー版を入れてる時とか使うんじゃないですかね?
- Intelの無線LANのアプリは「ログイン前接続」とかそんな名称があったんで、「Ubuntu wifi ログイン前接続」ってやっても出て来なかったんで、こういうタイトルの記事にしました。
- wpa_supplicantを知ってたらそれそれって探せますけど、知らないとちょっと遠回りだろうし、という配慮。
というわけで、やってみました。
(記事の鮮度に関する情報:Ubuntu 12.04 LTS デスクトップ版)
/etc/network/interfacesを次のような感じで書き換えます。(コピーとっとくといいでしょう)
auto lo
iface lo inet loopback
#↑ここまでは最初からあったの
#↓ここからが追加
auto wlan0
wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
iface wlan0 inet dhcpで、この中で読みに行くように指定されている/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confを作ります。(この記事ではSSIDをfoo、パスフレーズをhogehogeとしてます)
$ sudo sh -c "wpa_passphrase <SSID> [パスフレーズ] > /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf"wpa_passphrase <SSID> [パスフレーズ]で実行してみればわかりますが、ズラーっと設定の一部が出力されるのでそれを目的の場所にリダイレクトしてます。
sudoはリダイレクトをそのまま扱えないのでshに一旦渡してます。
(参考: 「suとsudoについて - Ubuntu Japanese Wiki」 中「sudoを使用することの短所」https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Others/RootSudo#sudo.2BMJJPf3UoMFkwizBTMGgwbnftYkA-)
で、開きます。
$ sudo vi /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confgeditとかGUIなのがお好みなら
$ gksudo gedit /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf(参考: 前掲文書中「グラフィカルなsudo」https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Others/RootSudo#A.2BMLAw6TDVMKMwqzDrMGo-sudo)
削って足します。(取り消し線の部分を削って、赤字を足します。黒字はwpa_passphraseによる生成物。)
network={ssid="foo"#psk="hogehoge"#←これはパスフレーズの平文なので消します
scan_ssid=1~/.bash_historyのコマンド履歴やvimを使った場合の~/.viminfoからパスフレーズの削除もお忘れなく。proto=WPAkey_mgmt=WPA-PSKpsk=901d5bab8954963ebf1c01a9e93c25235ca0d9df5510126c257ac8ba829300c9 #←これがパスフレーズを難読化?判読不能?ハッシュ?したもの}
再起動します。動くはずです。
前に試したときはNetworkManagerが全く効かなくなったので、VPNを地味に使う身としてはためらわれたところなんですが、記憶が曖昧なだけかもしれませんが、今回は当該の無線LANのみが管轄外となっただけで、有線LANやVPNなど、設定を行ってないところ以外はNetworkManagerがちゃんと動いてくれてます。これで安心です。
(参考: 続々・Ubuntuで無線LAN。 佐野部屋・巡業中/ウェブリブログ http://michito.at.webry.info/200901/article_6.html)
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