はじめに
「偉大な地位」への3ステップ
- 1783〜1815:独立維持のための奮闘期
- 独立戦争、対仏准戦争、米英戦争
- 1815〜:経済発展・人口増・領土拡張・通商拡大
- 南北戦争:国家の統一保証、州政府<連邦政府
アメリカの弱点
- 戦略家の深刻なパラドックス:相反する2戦略の同時進行
- 西部:攻勢
- 自由民主政という「実験」の拡大への「責務」
- 東部:防勢
- 軍事的脆弱性
- 地域ごとに分裂した国家像(州政府の独立性)
- 戦略形成の「ポピュリスト的」側面
アメリカの3つの利点
- 相対的に劣等な敵
- 地理的条件(大西洋の存在)
- アメリカの驚異的発展
個人主義/実用主義/戦略形成に影響を及ぼしうる組織の不在
1.
連合規約
- ナショナリストの理想と悩み
- 大国としてのアメリカを夢見るナショナリストたち
- ナショナリストたちの悩み
- 中央権力の不在/軍事的弱体
- 原因:州政府の連邦への権力移譲の拒否
- 海軍の不在と小規模な陸軍
- 英・西・先住民・地中海の海賊・内乱への対処を困難に
- より強力な国家連合への志向
- 問題:州権/個人の自由/安全保障を維持する中央政府の並立は可能か
- アメリカの戦略文化
- 原因
- 中央集権的な権力に対するイデオロギー上の不信
- 地域主義に満ちた政治文化
- 結果
- 大規模な常備軍と系統立った軍事計画の成立を阻害
- 連邦レベルでの軍備不在
- 小活
- 限定的な強制力の行使/ 課税による市民財産の搾取への躊躇/有権者の賛同への配慮→政府の軍事資源の動員能力の阻害
- これらのイデオロギーは軍事的価値観(服従/規律/階層的な指揮・命令系統への絶対服従/自己犠牲)と衝突
合衆国憲法
- 自由の思想の担い手としての意識
- 共和制を擁護せねばならないという使命感
- 国内的安定保障/共同防衛/自由の恩恵の保障→ディレンマ・パラドックスを孕む
- 自由と権力のバランス問題の解決策
- 権力分立/抑制・均衡体制
- 憲法の軍事規定にも権限の分配が具現化
- 州と連邦で分配(ただし、連合規約とは異なり、州政府より連邦政府に多くの権限)
- 軍隊の統制権は連邦議会と大統領に
- 連邦議会
- 宣戦布告/陸海軍の創設・募集・維持/課税/借入…等々
- 大統領
- 陸海軍・民兵の最高司令官/軍事指揮官の任命
- 州の軍事権限に制約/連邦政府は州に対して一定の保障
- 3つの注目点
- 軍事力は対外のみならず、国内的安定のためにも用いられうる
- 過去の経験・イデオロギー由来の複雑な軍事的遺産を体現
- イデオロギー:急進ホイッグvs穏健ホイッグ
- 過去の経験:市民兵(3種)と正規兵との「二重の軍隊」
- ナショナリストの主張に沿った軍事規定
- 連邦政府に理論上無制限の軍隊招集、課税の権限
1789年の議会招集
- ナショナリストによる合衆国憲法軍事規定の4つの政策分野への分類
- 軍事問題を処理する機関の設立
- 迅速に陸軍省を創設
- 民兵の規定を実行に移す
- 州政府との権限争いの核心部分ゆえ、解決困難
- 有能な民兵創設へのフェデラリストの希望→統一民兵法により挫折
- 常備軍の招集or notの決定
- 有能な民兵の創設に失敗→常備軍が必須に
- 常備軍の失敗→連邦志願兵の登用
- 一定の成功→政府の対応能力の高さを示す
- フェデラリスト→軍備の必要性の証明と考える
- リパブリカン→内乱鎮圧を例に軍事独裁の例証
- 中間的結論=正規軍規模縮小(ただし廃止ではない)
- フェデラリストの目標の1つを達成
- 海軍創設or notの決定
- ヨーロッパでの対仏戦争の影響
- イギリスを中心として、通商活動に干渉
- 交渉と消極的防衛策で対応
- 北アフリカにおける軍事的真空→アルジェリアからの脅威
- 海軍法を制定→海軍創設
- 海軍の主要任務
- 通商促進/保護
- 平和時には外交官の輸送/外交交渉への参加
- 戦時には敵国の通商破壊
- 本土防衛(陸軍との協力)
- 政治論争の火種に
- リパブリカン→ヨーロッパからの孤立/資源の西部開拓への集中
- ヨーロッパ諸国に警戒心を与え、侵略を誘発する可能性
- 帝国主義/冒険主義の萌芽→ヨーロッパへのコミットの可能性
- 維持費用の増大
- フェデラリストの目標は達成されず
- ただし、前進は見られた
- 制度・政策の今後1世紀あまりの維持
- 能力の高い民兵/陸軍士官学校の創設には失敗
- 永続的かつ包括的な平和期の軍事体制の構築には成功
- 疑問点
- 単一の共和国として存続するだけの結束力を固め得たか
- フェデラリストは迅速に軍事力を創出し得たか
- 国内の分裂
- フェデラリスト
- フランス革命の求心性への嫌悪感
- イギリスと戦うにはアメリカが弱体という意識
- 米英両国の通商関係の重要性を強調
- リパブリカン
- フランス革命の反戦性的性質を指摘
- 1778年の米仏同盟条約を重視
- ジェイ条約はイギリスとの平和を維持
- 前者に与し、後者は怒る
- フランスの対米通商破壊戦を誘発→准戦争勃発
- 准戦争の性格
- 宣戦布告なし/範囲が限定的/国内で強い反対運動を誘発
- その後のアメリカが関わった多くの戦争のひな形
- フランスの通商妨害の停止という限定的な目標に従事
- 「抑制された敵対行為」に従事するだけで十分
- イギリスとの同盟は却下
- 軍事行動に制限(武装したフランス船舶に対象を限定)
- リパブリカンへの配慮も1つ
- 人パブリカンの反発→政府の軍事的能力の阻害→内戦勃発の前兆と見做される
- フランスによる侵攻(対外)とフランスの扇動による反乱(対内)の二重脅威
- フェデラリストの対応
- 大規模な軍備計画を策定
- 外国人法・治安法によって「国家に対する不同意を不忠行為」とする
- リパブリカンの反発→最終的に承認
- 「不同意は必ずしも不忠行為を意味するものではないというアメリカの伝統」の確立
- 初めて軍事官僚制度の大規模改革を促す
- アメリカの歴史の中で唯一、純粋に政治的な軍隊の創設
- 軍からのリパブリカンの排除
- フェデラリストの軍備計画からの反動
- リパブリカンのジェファソンの当選
- フェデラリストの軍事制度が存続するかが問題に
- リパブリカン政権は穏健的ホイッグに傾倒
- 准戦争中に承認された軍隊の多くを廃止するも、常設の軍事組織は維持
- 陸軍解体の意思なし/フェデラリストの将校団に対する影響力の弱体化を志向
- 陸軍士官学校設立
- 高度に組織された民兵は確立できず
- 海軍は維持されるも不十分な質・規模
- 複合的な要因
- 主要因の2つはアメリカの海上通商保護能力の不在に密接に関わる
- イギリスによるアメリカの通商妨害
- イギリス軍による強制徴用
- アメリカの国家統合の急所(自国民の保護は政府の最低限の責務)
- 3つの副要因
- 西部地域の不作→農民によるイギリスの保護政策への非難
- アメリカに敵対する先住民へのイギリスの支援への非難
- アメリカ人の意識の根底にある攻撃的拡張主義(to カナダ/フロリダ)
- 行政府の立法府に対する優位性
- 特に戦略立案について
- カナダ侵攻
- 構想
- カナダを占領すれば、イギリスはナポレオン戦争への悪影響回避のためにアメリカの要求に従わざるを得なくなる
- 侵攻ルートは限定的
- 失敗の要因
- 限定的な兵力
- 連邦政府は十分な兵力を正規軍として招集できず
- 将校の配備や編成が州政府主導ゆえに彼らを完全に国家権力に服従させることができず
- 財政面での脆弱性
- 国家の戦略的利害と地域・地方の戦略的利害の緊張関係
- 各地域・地方は国家のそれとは異なる脅威を抱える
- 戦争の地域指向性・国家戦略との関連性の喪失
- 連邦政府の脆弱性+運輸通信手段の未発達
- 利点もある
- 派閥主義
- 将校間の協力なし
- 軍種間の調整なし、計画のための組織なし
- フェデラリストの戦争反対
- カナダ侵攻作戦にも悪影響
- ガン条約
- 戦前の領土状態への回復・米加国境紛争解決のための共同委員会設置・戦争原因となった問題については放置
- 当初の目的からすればアメリカの失敗
- ただし、3つの理由からアメリカの外交的勝利
- 戦争の発端となった諸要因は喫緊の問題ではなくなる
- 海上問題の解決(←ヨーロッパ戦争の終結)
- 先住民の脅威の排除
- 戦争目的の、イギリスからの譲歩引き出しから領土損失なき国家存続への変化
- (クラウゼヴィッツの援用)
- イギリスの侵攻阻止
- ヨーロッパ諸国にアメリカの独立と国家制度の堅牢さを知らしめる
アメリカの拡大
- 領土拡張による新たな安全保障上の問題の出現と既存の問題の深刻化
- 防御すべき海岸が東海岸だけではなくなる
- カナダとの国境の長大化
- 南西部でのスペインおよび後のメキシコとの国境摩擦→戦争
- カリブ海のヨーロッパ勢力
- 先住民
- 1812年戦争の衝撃
- リパブリカンによる「節度ある軍備を整えるべきだとする」フェデラリストの考え方の再評価
- 既存の軍事組織の強化・刷新
- 戦略家の期待
- 軍備の整備により、大陸領土の防衛/民主主義制度の維持/通商活動の促進
- 地理的位置により、ヨーロッパ規模の軍備は不要
- 戦争計画の基盤としての正規軍の維持
- 参謀本部の設置・発展/総司令官職の設置
- 制度不備
- 民兵問題の未解決
- 民兵は正規軍で置き換え
- 正規軍は志願兵で補強
- 志願兵は南北戦争直前に急増し、組織された予備兵として高次的役割
- 要塞設備への予算集中
- 海軍は小規模に維持される前提
- 輸送網の拡充
- 海軍の整備
- 通商保護のため警備区域制度
- 軍政・軍令システムの不十分
- 保護対象と保護主体の量的差
- 通商拡大
- 海軍との連携による
- 領土拡大
- Manifest Destinyによる先住民領土の征服への理論的補佐
- 対スペイン・メキシコとの戦争勝利
- 制限戦争
- 限定的な戦略目標
- 国内的な反発
- 「正か不正かにかかわらず、我々の国家」というスローガンに対する批判
- 人口増
- 経済発展
- 農業の効率性・経済生産性の向上
- 輸送手段の発達
- アメリカ式製造法
- 地理的位置により、常設軍備(陸軍)は不要
- 膨大な資源と輸送力により余裕を持っての兵力動員が可能
- 海軍・要塞の重視
- 依然としてアメリカは脅威に晒されている
- 過去の戦争の経験
- 蒸気船による時間距離の短縮
- 北部諸州の戦略
- 戦略形成における個人の果たす役割の大きさとその非制度的性質
- 戦略形成への国民性の反映
- 個人主義/最小限の制度上の制約/実用主義
- 正式な政策を案出するための制度・組織的手続きの不在
- 軍事編制の弱い制度内での連携
- 平和時に総司令官が容易にワシントンから司令本部を転出可能
- 現実的かつ柔軟な姿勢で対応する戦略家
- リンカンも同様
- 方針を持たないことを方針とし、一貫性や教条主義的な解決方法に感心を示さず
- 戦争開始時には相当程度の知性の人間が要職に
- 戦争の経過に伴って同様の人が他にも高位に
- 物事を明瞭かつ深く洞察できる自分つのみが対応できる戦略上の問題に直面
- 人口と経済力
- 北部が人口増加と経済の近代化の中心
- 人口
- 北部
- 白人人口2000万人
- 移民や黒人の新規採用による人的資源の補充
- 南部
- 白人人口600万人
- 奴隷労働により理論上すべての白人男性を兵役に注ぎ込める
- 人的資源の総量は一定
- 北部の財政資源および産業資源の圧倒的保有
- 鉄道網の北部の圧倒的有利
- 人的資源・財源・物的資源での北部の有利を相殺する2つの要因
- 数値化できない要素
- 北部の国境沿いの奴隷諸州の動向
- 南部に転ずればこれらのバランスが是正される可能性
- 戦争の継続期間
- 北部がこれら潜在的軍事資源を顕在化するまでに南部が勝利を収める可能性
- 南部に与してのヨーロッパの干渉の可能性
- 指導者の資質
- リンカンは軍事指揮官としての教育・経歴が浅い
- デヴィスは対照的
- 士気持続性
- 南部側に有利
- 独立戦争の記憶とのオーバーラップ
- 独立戦争の先例
- 人的・物的資源で圧倒的有利なイギリスvsアメリカ
- 北部は広大な土地を征服せねばならない
- 北部の人的資源はそれに耐えうるか?
- 短期戦の失敗
- 敵意ある住民の地域での戦闘行為
- 戦場での数的圧倒の失敗
- 長大な補給線
- 南軍の北軍補給線への襲撃
- 北軍の戦略に求められる複雑な計画とタイミング
- 統一的な組織の必要性(陸海軍諮問委員会/各部局間の協力)
- 参謀長職の設置による連絡の円滑化
- 便宜的な対応であり長続きはしない
- 最終的には南軍の兵站資源の枯渇(消耗作戦)/軍隊の全滅(殲滅作戦)を志向する戦略へ帰着
- 南部の戦争遂行能力の消耗
- とりわけ銃後の士気低下
- 消耗戦略を採用する上での障害は、短期戦による解決を求める北部の住民(スコットの考え)
- 北部の戦争目的の臨機応変さ
- 奴隷解放宣言はその一環(北部の戦争努力に根拠/イギリスの干渉阻止)
- 人的資源不足解消のため、個人の自由・州の自律性の不侵害という伝統的制約を乗り越えての徴兵制の実施
- 志願入隊の増加を目的
- 内部での反対分子の存在
- これまでの戦争と同様
- 奴隷解放/徴兵制などの政府による強制的行動に対する反発
- リンカンは市民的自由をうばうことで鎮圧
- 具体的内容(ムチ)
- 軍による市民の逮捕
- 新聞社への圧力
- 報道記者の電報の検閲
- 連邦議会の人身保護条例の停止
- 空前の危機を前にしての一時的対応と弁解(アメ)
- 「自由の侵害は一時的なものである」との声明
- 北部の強大化
- 戦争開始時よりも多い兵士と物資
- 戦争の正当化(「軍隊=専制的」vs民主主義の精神の対立構造の解消)
- 「国境を超えて未来永劫にわたり影響を及ぼすほど重要な戦争を戦っている」という意識
- 世界の手本となる民主制度を育む特別な運命を合衆国が担っているという意識
- 単一の政治体として存続する政府
- 「連邦<州」の構造の確定
- 大多数の開明的国民と未曾有の経済力を持つ政府
- 豊富な天然資源
- 広大な領土
- 政府の巨大な軍事力の創出能力
民兵・ 常備軍・ 正規軍(兵)・志願兵
議論の発端
- https://twitter.com/#!/festa_m/status/159652469511684096
- https://twitter.com/#!/festa_m/status/159655642490081281
[強調部は引用者による]
非常に眠たかったのであの時は混乱していたが、だいたい思ったとおりだった。
民兵(Militia)
- Militia in https://op.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB03312125&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB
- 国の正式軍人ではないが、武装した市民および軍事組織。
- アメリカは入植以来数多くの戦争を経験してきたが、これを戦う上では正規軍人以外の人手も必要とされた。そこで、平時にはそれぞれの職をもち、非常時のみ召集される軍人、つまり民兵が参戦したのである。こうした民兵制度は1792年の民兵法(Militia Act)や合衆国法典(United States Code)に見られる。州兵(National Guard)はこの法典に規定される民兵として現存しており、通常は各州知事が統括しているが、非常時には大統領により正規軍へ編入される。[...]
- 日常はそれぞれの職業に従事し、有事に動員・編成される兵役制度。常備軍に対比される。[...]
- 常備軍 standing army in 前掲書
- 平時おいても常置される軍隊。[...]絶対主義国家になると[...]常備軍が設置されるようになった。しかし、それは王家の利害を守る私兵的傭兵軍であった。それが18世紀のフランス革命を契機に解体されていき、国家の軍隊として常備軍が誕生した。[...]
正規軍(Regular Armed Forces)
- 正規軍 in ブリタニカ国際大百科事典(電子辞書版 2008)
- 一国の法令によって組織され、政府によって正式に任命された指揮官の指揮下にある軍隊。民兵隊、義勇隊、レジスタンス、郡民蜂起などの非正規軍に対比される。ただし、国によっては民兵・義勇兵をもって国軍の一部または全部を構成する国もあり、そのような国についてはこれも正規軍とみなされる。正規軍および一定の要件を具備した非正規軍の構成員は交戦資格を持つ。[…]
- 志願兵制度 in 前掲書
- 徴兵制度にたいして、志願兵によって軍隊を構成し、維持する制度。[...]アメリカでは植民地時代に義務兵役による民兵は、騎兵や、砲兵の高価な装備を買うことができなかったために、裕福な市民が志願したことに始り、州兵がこの伝統を引き継いでいる。[...]
- 本論文における正規軍は常備軍と読み替えて差し支えない。
- 本論文における正規軍、志願兵、民兵の差は次の本文中の次の一文に要約されている。
- 植民地時代、独立戦争期、そして国家草創期における軍事的体験は市民兵と正規兵という「二重の軍隊」を中心に展開された。この「市民兵」という用語は、(1)共同民兵、(2)志願兵からなる民兵、(3)民兵に属さない志願兵という三種類の複雑な混合軍を表すものであった。(p.429)
- この後、ここにおける共同民兵は上の志願兵で説明されているところの「徴兵」による民兵と解説されている。
- また、この後、正規軍の説明が加わるが、その中で「2631人の将兵からなる常備軍」とある
- したがって、少なくともこの論文では以下のように区別・対比されるべきと思う。
- 正規兵と民兵は構成員の従軍期間(常時/臨時)により区別される。
- また、法的には民兵は非正規兵。ただし、交戦資格は条件を満たせば認められる。
- 国際法(ただし、「現在の」という留保がつくため、本論文でも適当とは限らない)上、民兵に交戦資格が与えられる条件(ブリタニカによる)
- 指揮者に統率されていること
- 共通の標識をつけていること
- 公然と武器を持つこと
- 交戦法規を守ること
- (上の3つも交戦法規の規定では、と突っ込みたくなるが我慢。)
- 志願兵は「志願」という編成の過程において国民皆兵制に基づく共同民兵と区別される。
- 志願兵の性質は志願先によって変化する
- 民兵隊への志願兵
- 富裕層による半ば趣味/装備においては充足傾向(上記、調査結果中の「志願兵」の当該部分に相当)
- のちの州兵に進化
- 現地召集の志願兵
- 社会的身分の低い層/にわか仕立て
- 民兵より軍務期間が長い
- 職業軍隊としての性質を帯びる
- 熟練度は高いが常備軍ではない
- 緊急事態の終了に伴って解散
- 1790~WWIにいたるまで、人的資源を動員する主要な方法